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リサコラム
連載564回
      本日のオードブル

思い返せばいろいろ
ありまして


第6話


「夏休み大人
科学電話相談室」



木村里紗子のプロフィール

マダム・ワトソンで400名以上の顧客を持つ販売員。
大小あわせて、延べ1,000件以上のインテリア販売実績を持つ。
著書「シンプル&ラグジュアリーに暮らす」(ダイヤモンド社
紙の本&電子書籍)(2006年6月)
Bedroom, My Resort  リゾコのベッドルームガイド
(電子書籍2014年8月)
道楽は、ベッドメイキング、掃除、アイロンがけなどの家事。
いろいろなインテリアを考えだすこと。
新リゾートホテルにいち早く泊まる夢を見ること。
外国語を学ぶこと。そして下手な翻訳も。

20年来のベジタリアン。ただし、チーズとシャンパンは好き。甘いものは苦手。
アマン系リゾートが好き。ただし
お酒はぜんぜん強くない。
好きな作家はロビン・シャーマ、夏目漱石、遠藤周作、中谷彰宏、F・サガン、
マルセル・プルースト、クリス・岡崎、千田琢哉、他たくさん。



大人も
子供も夏休みには
どこか行きたくなるものです。
忙しくてあれこれ決める暇がない
時は決めてくれる人にアドバイスを
もらって、任せるのも手ですね。
波の音だけに浸れるリゾートで
白いシーツの上に寝転がって
一日波の音と汐の匂いに
包まれてリラックス
するなんて最高
です。
しかし
それを
夢見る
時間が
実は
一番
素敵な時間だったりもします。


 
      
  





        


第6話  「夏休み大人科学電話相談室」



  「はい、『夏休み大人科学電話相談室』です」


             


 「航先生ですね」「ええ。そうです。ご質問をどうぞ。」

「ああ、はい。ええと、簡単に申しますと、相談の内容は小学3年の息子ですが、

何事にも興味を抱くのはいいのですが、なかなか私がそれに答えられないというこ

となのです」「なるほど、具体的には?」「まず一つは、『夏休み子供科学電話相

談室』になんとしても選ばれたいようですが、どうしたら選ばれるかという問題で

して


             


 「なるほど。事前に電話で受けて質問の内容はチェックしますから、致し方ない

場合もありますね。3人の相談員の先生がそれぞれの得意分野に照らし合わせて答

えるわけですけどね、しかし中には分野外で答えられない質問もありますからね。

それに最近は子供さんもインターネットで先になんでも検索した上で電話をしてき

ますから、質問もとても細かくなっています。まあ、今後はどうでしょう、将来的

には『子供科学電話相談室』も終わりになるのかもという意見もあります。それよ

り『大人科学電話相談室』の方をやってみたらという意見がまとまりましてね。そ

れで、今回初の試みなのですええと、お名前は、まだ」「ああ、はい。鈴木

タケヒロといいます。」「鈴木さん、それで、二つ目があるのですよね?」


 「あの、これは放送されないんですよね」「ええ、ご安心ください。『大人科学

電話相談室』は、鈴木さんのように、お子さんの質問に答えられないお父さん、お

母さんのためにできたホットラインです。子供のものと違って放送はされません」

「それはよかった。そこだけが、ちょっと心配で。それでは、息子の質問ですが、

足の指の爪はなんであるのと聞きましてね、どう答えたらいいものでしょう?」


             


 「足の爪がないと、足の指に力が入らないから走ることもできませんね。よち

よち歩きはできるとはい思いますがね。足の爪って結構、大きな役目をはたして

いるんです。そう息子さんに答えていただけばと思います」


             



「なるほどね。親指、人差し指、中指、薬指、小指なんてひとつひとつ名前がつい

ているくらいですからね。なるほど。ありがとうございます。それと、先生、もう

ひとつ、その小3の息子ですがね、『もう、人生に疲れた』とかそんな言葉を発す

ようになりまして、ほとほと困っているのです。まあ、テレビやネットを封じるこ

とはできませんからね、言うのは大人の物まねと思って大目にみることにはしてい

るんです。そこまではいいんです。しかし、問題はそこから先で、お稽古事も塾も

大してやらせてはいないんですが、「人生に疲れたからどこか連れて行ってくれ、

癒しが必要だ」などと、毎日のたまうのです。友達の何々君はバリに行った、プー

ケットに行った、ローマ、ナポリに行ったとかいうもので、一昔前なら、「ナポリ

タン食べに連れてゆくよ」なんて言って、まあ、私の子供の時代ですがね、ごまか

せたものですが、今は、友達がタブレットでその画像やビデオを見せるそうで、そ

うはゆかないんですよ。それからというもの、息子は執念深くなりましてね、もう

大変のなんのって。根が、執念深いものですから、それはそればよ~く覚えてい

るんですよね。あの時はあれを買ってやるから我慢しろと言った、そのあとは、こ

こに連れてゆくから我慢しろと言ったとか、もう、逐一全部覚えているんですよ。

困ったもので、だれに似たんですかね、ほんと。この夏は近所のプールで済ませよ

うと思っていたら、今度の夏休みにリゾートに連れて行ってやると言ったと言って

きかないんです。昔の子供は泣き叫んで親を手こずらせても、相手にされなければ

それであきらめたものですがね。息子は自分でリゾートを検索して候補をピックア

ップしましてね、部屋の値段まで調べましてね、リストを見せるのです」


             


 「ほう、それはかしこいお子さんだ いいんじゃありません?」「そうとも言え

ないから困っているんです。ほんと子供らしくないんですよ。ただ執念深くて。

困っているんです」「執念深いのを勉学の方に転換させて、学習効果をあげられた

例もたくさんありますよ。まあ、私はその一例ですがね」


             


 「実は存じております。それで折り入ってご相談と思いまして、本当は、その転

換術をここで伝授いただけないかと、お電話致しました次第なのです」「ああ、な

るほど、そうでしたか」「ええ、先生のブログも全部読みました」「なるほど」

「まあ、ここ1年以内ですが、先生を知りましたのは。でも、昆虫への興味からこ

うして研究者に、そして大学教授になられるまでにいろんなことがあったと思いま

すが、やはり、その執念深さがこうして実ったということでしょうか?」


             


 「ええ。まあ、そうおっしゃれれば、そうかもしれませんね。私の場合は、ブロ

グをお読みならご存知でしょうけれど、子供の頃に夢中で読んだ昆虫図鑑がきっか

けでしたね。ずいぶんボロボロになるまで読み込み、それ以来、ほぼ全巻暗記する

くらいに読みました。まあ、何かへの興味も執念深さも、好きなものを見つけさせ

ることで形になる近道かもしれません。まあ、ありきたりなアドバイスで恐縮です

がね」


             


 「先生、それでその昆虫図鑑はどんな本でした?」「『ファーブル昆虫記』で

す。でも、最初のとっかかりのその本は、私の本ではなく、同級生の友人から借り

たものでしてね、はるか昔にね。いまだ返却してはおりませんが


             


 「その本、まだお持ちですか?」「ああ、きっと書棚の奥にあったはずです。

しかし、小学3年生の頃で、もう40数年も前ですけどね。友人もきっと忘れてい

ると思います。きっと時効にしてくれているでしょう」「確かに、時効かもしれま

せんが、ひょっとしたら、そのご友人の方、覚えておいでかもしれませんよ」

「さあ、どうでしょうか」「きっと覚えていますよ。だって、先生、この私が

その『ファーブル昆虫記』を最初に貸した、タケヒロですから」「はっ?どう

いうことですか?」「つまり、私がその先生の幼なじみの、同級生の鈴木タケヒロ

です」「まさか、そんな奇遇が...」「事実は小説より奇なりで、実はそうなんで

す。息子のその『子供科学電話相談室』がきっかけでした。でもこんなところで再

会と言いますか、電話でお話できるとは、思ってもみなかったですよ」


             


 「ああ、そうでしたか。それは、それはどうも。懐かしいな~。今はネットで簡

単に身柄が突き止められますからね、逃げも隠れはできませんね」「それもこれ

も、自分の息子はどうしてこんなに執念深いいんだろうと思ったことから始まった

のです。しかし、それは今日、親譲りだっていうことがよくわかりました。ははは

はは」「そういうことでしたか。しかし、よかった。これがご縁でまた再会で

きそうですね。ぜひ、近いうちに食事でも。何ならご本を40数年ぶりにご返却い

たしますよ」


             


 「でも、先生、『近メシ』ほど、あてにならないものはありませんからね…..

はしがないサラリーマンですが、あの時、先生に、いや、航に僕のファァーブル昆

虫記を貸さなければ、僕が今、先生の立場になっていたかも、なんてね、最近、

そう思うんですよ。くれぐれも言っとくけどね、航、僕は執念深いのだけが取り柄

だからね」



      



 上のイラストから、「リサコラムの部屋」に入れます。


p.s.1
   リサコラムは
土曜日の更新に変更させていただいております。

  執念深いと言えば、私もかなり執念深いです。
 このコラムも564回連続、9月で丸11年ですから。


  「もの、こと、ほん」は下の写真から。
           
             


p.s.2
    E-Book「Bedroom, My Resort  リゾコのベッドルームガイド
    英語版を出版いたしました。
    "Bedroom, My Resort"の英語版がようやく出版されました。
    写真からアマゾンのサイトでご購入いただけます。

           


    タイトルは、"Bedroom, My Resort”
    Bedroom Designer’s Enchanting Resort Stories:
    Rezoko’s Guide for Fascinating Bedrooms


    趣味の英訳をしてたものを英語教師のTood Sappington先生に
    チェックしていただき、Viv Studioの田村敦子さんに
    E-bookにしていただいたものです。
 
p.s.2
    下は日本語版です。
    E-Book「
Bedroom, My Resort  リゾコのベッドルームガイド
   どこでもドアをクリックして中身をちょっとご見学くださいますように。

                 



  バックナンバーの継続表示は終了いたしております。

  書籍化の予定のため、連載以外のページは見られなくなりました。

  どうかご了承くださいますように。




シンプル&ラグジュアリーに暮らす』
-ベッドルームから発想するスタイリッシュな部屋作り-               

(木村里紗子著/ダイヤモンド社 )                      

Amazon、書店で販売しています。 なお、電子書籍もございます。

マダムワトソンでは 
                                    
    木村里紗子の本に、自身が愛用する多重キルトのガーゼふきんを付けて1,944円にてお届けいたします。
 
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