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令和7年 2025年6月1日~30日
私自身の好きなもの、こと、ほんを
日々、つれづれに語りたいと思います。
木村リサコ
写真、文章の無断転用はご遠慮くださいますように
お願い申し上げます。
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「もの、こと、ほん」からこのページで
紹介したアイテムをご覧いただけます。

「リラコラム」
ご愛読ありがとうございます。
毎週火曜日更新
2025年 5月27日号
木村リサコのイラストストーリーです。
『もしもあの時』 第9話 969号
「コッツウォルズの養蜂家」



『ラ・フランス日記』更新してます!
No.3307
2025年6月1日(日)
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No.3308
2025年6月2日(月) |
No.3309
2025年6月3日(火) |
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ほん
「英国社交界
ガイド」
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ほん
「英国社交界
ガイド」 |
ほん
「英国メイドの
日常」 |
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リサコラム「もの、こと、ほん」バックナンバー集
2024年3月No.3215~5月No.3306
3月 4月 5月

2024年11月No.3095~2025年2月No.3214
11月 12月 1月 2月

2024年7月No.2972~10月No.3094
7月 8月 9月 10月

2024年3月No.2850~5月No.2971
3月 4月 5月 6月

2023年11月No.2730~2024年2月No.2849
11月 12月 2024年1月 2月

2023年7月No.2408~10月No.2729
7月 8月 9月 10月

2023年3月No.2486~5月No.2607
3月 4月 5月 6月

2022年11月No.2369~2023年2月No.2485
11月 12月 1月 2月

2022年7月No.2259~10月No.2368
7月 8月 9月 10月

2022年3月No.2037~6月No.2258
3月 4月 5月 6月

2021年11月No.2018~2022年2月No.2136
11月 12月 1月 2月

2021年7月No.1895~10月No.2017
7月 8月 9月 10月
 
2021年3月No.1775~2021年6月No.1894
3月 4月 5月 6月

2020年11月No.1655~2021年No.1774
11月 12月 1月 2月

2020年7月No.1531~10月No.1654
7月 8月 9月 10月

2020年3月No.1409~2020年6月No.1530
3月 4月 5月 6月
 
2019年11月No.1337~2020年2月No.1408
11月 12月 1月 2月

2018年7月No.1214~2019年10月No.1336
7月 8月 9月 10月

2018年3月No.1092~2018年6月No.1213
3月 4月 5月 6月

2018年11月No.972~2019年2月No.1091
11月 12月 2019年 1月 2月
 
2018年7月No.849~2018年10月No.971
7月 8月 9月 10月

2018年3月No.727~2018年6月No.848
3月 4月 5月 6月
 
2017年11月No.667~2018年2月 No.726
2月 2018年 1月 2017年 12月 11月

2017年10月 No.606~2017年7月 No.485
2017年6月~2017年3月 No.484~363

2017年2月~2016年11月 No.362~244

2016年10月~2016年7月 No.243~123

2016年6月~2016年3月 NO.122~001

No.3309
2025年6月3日(火)
ほん
「英国メイドの日常」
シリーズの3つ目はメイドの日常です。
お国はフランスで異なりますが、
300年後の今でもフランスでは
読み継がれている
ジャン・ド・ラ・ブルイエールという思想家、作家の
『ひとさまざま』Les Caractères)という随筆を
NHKの『まいにちフランス語』(再放送)で学んでいます。
そこでは、宮廷人、貴族、そして庶民の
生きざまを、アイロニーも込めた客観的な視点で端的に
印象深く描かれます。

例えば、
近所同士で同じ家業の家に生まれ、家族同然に暮らしていた
二人の女の子がいました。
そのふたりの行く末は…
ひとりは宮廷でも1、2位を争うような貴族と結婚して、
今をときめく奥方になり、
もうひとりは困窮をきたして
メイドとして貴族の邸で働くことになり、
その邸の奥方がつまり、幼なじみのもうひとりの女の子だったと。
そのふたりの人生が数行の短い簡潔な文章で
とても衝撃的に印象深く描かれていました。

階級社会では、困窮した貴族が持参金目当てに
ブルジョアの娘と結婚させることがよくあったそうです。
おそらく、イギリスでも同じことがあったでしょう。
働かず、地主とし生計を立てる貴族という上流階級、
そしてブルジョアという中流階級、
ただ、この中流階級の中には、上流階級を遥かに凌ぐ
大ブルジョアがいたそうで、
そんな人々はこぞって、メイドを雇っていたとのこと。

そして、メイドたちは労働者階級の娘でした。
それでも貧困の中で暮らすより、
貴族の邸で暮らす方が遥かによかったようです。
午餐の残り物とはいえ、贅沢な食材の満足な食事が与えられていた
邸もあったようです。

ただ、仕事はもちろん、大変だったでしょう。
ホームシックで泣く、十代そこそこの若い娘の絵が
ありました。
上の広大な洗濯部屋の写真には、
ストーブの上にたくさんの鉄のアイロンを乗せている様子が
写っています。
冷えたらすぐにまた、ストーブに乗せて熱くする
やり方でアイロンをかけていたようです。
面白いですね。
大ヒットドラマ『ダウントンアビー』でもドロドロの人間関係と
ともにすばらしい邸のインテリアと美しいドレスを
見ることができますが、
現実にはメイドの生活はどうだったのか、
様々な文献の引用、写真で当時の様子を知ることができてます。
自称、メイド兼女主人のわたしにとって、興味津々の内容です。
『英国メイドの日常』
村上リコ著
”サンダーソン&ピエール・フレイ・フェア”
~6月末
通常のカーテンのお値引きより10~5%OFF
リアルショップ、ウェブショップ共に

6月1日投稿しています。
#マダムワトソン 
5月23日投稿しています。
#risacokimura木村里紗子 
No.3308
2025年6月2日(月)
ほん
「英国執事」
副題は、貴族を支える執事の素顔という
このほんは、1日にご紹介した「英国社交界ガイド」と同じ
著者によるものです。

執事と聞いてまず思い浮かべる人物像と言えば、
ご主人様のサポートのために身を捧げても、
自分の意見を言わない、目だってはいけない陰の存在。

さらに、常に身綺麗で
女性に優しく、穏やかで、紳士の見本のようであり、
凛としたかっこいいイメージの... ですが、

実際は、
お屋敷のお酒の管理に責任を持つ使用人であり、
フットマンという客の対応や馬車での外出の付き添い、
食卓での給仕を行う、さらに銀食器の手入れを行う部下の
上に立ち、監督する立場にあり、
また、他の多くの使用人を統括し
人事、経理業務も行うそうです。
なんて、大変な職業でしょう。

さらに、
時には渉外担当になり、
悪漢からご主人様、マダムを守るための盾になり、

24時間、365日、休まる時のない日常。
カズオ・イシグロさんの「日の名残り」という
映画化された小説に存分に描かれています。
今でもイギリスには執事の学校があり、
そこで学び、ホテルマンになる人たちも多いようです。

マダム・ワトソンにもそんな執事のような(?)
店長がおり、
女性のお客様より絶大な人気を誇っています。
ぜひ、エスコートされにお越しくださいますように。
続きはちょっと笑えるインスタグラムでどうぞ!
『英国執事』
副題は、貴族を支える執事の素顔
村上リコ著

6月1日投稿しています。
#マダムワトソン 
5月23日投稿しています。
#risacokimura木村里紗子 
No.3307
2025年6月1日(日)
ほん
「英国社交界ガイド」
副題にエチケットブックに見る19世紀英国レディの生活と
あります。
19世紀の英国社交界と言えば、
18世紀から始まった産業革命期でそれまでで最も
豊かで華やかな時代の社交界が存在した、
ヴィクトリア朝(1837-1901)時代にあたります。

今、リサコラムでシャーロック・ホームズにまつわる
話しを書いていますが、
シャーロック・ホームズの物語がかかれたのも
このヴィクトリア朝時代中期から後期にあたります。

イカの甲羅で作られたコルセットで
ウエストをぎゅうぎゅうに締め付け、裾を引きずるような
長く広がったスカートが流行しました、
中にはウエストを20㎝位まで細く絞った女性もいたようです。
そのため、よく気絶することもあったようです。
ホームズの物語の中でも
ブルジョア、王侯貴族、様々な階層の人々が登場しますが、
各社交界には、しきたり、エチケットがあったらしく、
エチケットブックが大人気だったそうです。
便箋の質、イニシャルの透かし柄があるかないか等で
相手の身分、豊かさを判断するシーンがしばしば出てきます。

そして、 華やかな社交界があれば、その陰もできる。
当然、貧富の差が生まれ、
多くのホームレスの子供もいました。
犯罪は多発し、有名な切り裂きジャック事件も置きました。
アヘン窟がロンドンの街のあちこちにあった様子も
ホームズ物語に描かれています。
ヴィクトリア朝時代というのは研究テーマとしては
とても興味の尽きない時代だと思います。

その後のダウントンアビーの時代ももちろんですが、
社交界という、今では、知り得ないソサエティに
どんなエチケットブックがあって
どんなものが流行っていたのか、このほんでは
興味深く描かれています。

ベッドの中で読むには絶好の書。
たくさんの絵、イラスト、写真で優雅な気分で眠りに
つけるでしょう。
もしもタイムスリップできるものなら、
ヴィクトリア朝時代の世紀末ロンドンの社交界を
のぞいてみたいなと思います。
『英国社交界ガイド』
エチケットブックに見る19世紀英国レディの生活
村上リコ著
”サンダーソン&ピエール・フレイ・フェア”
~6月末
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6月1日投稿しています。
#マダムワトソン 
5月23日投稿しています。
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